不登校生徒にとっての推し活とは?
はじめに:「推し」がいるだけで、生きる意味が変わる
かつて学校現場で19年間教員をし、今はフリースクールやオルタナティブスクールを運営しているボクが、最近あらためて実感していることがあります。
それは、「推し活」は不登校の子にとって、ただの趣味ではなく、“生きる力”になっているということです。
「推しがいるから、今日も起きた」
「推しのために、お小遣いをためてる」
「推しと同じ髪型にしてみたい」
それって、立派な「前向きな行動」です。
「推し活=逃げ」なんて、とんでもない!
よくある大人の誤解に、「推し活ばかりしていて何もしない」「現実逃避している」というものがあります。
でもボクは、子どもたちの姿を見ていて、そうは思いません。
むしろ、推し活を通じて、その子なりの世界が広がっているんです。
・情報を調べて発信する力
・好きなものへの熱意と集中力
・仲間とのつながり、共感
・創造力(イラスト、コラージュ、応援グッズ作り)
それって、“学校では評価されにくいけど、社会では大切にされる力” そのものです。
自分の「好き」を大切にできる子は、いつか必ず動き出す
不登校の子どもは、「今の自分じゃダメなんじゃないか」という不安や、
「何かしなきゃいけないのに動けない」という葛藤を抱えていることが多い。
でも、「推し」という存在がいることで、少しずつ気持ちがほぐれていく。
笑えるようになる。
感動できるようになる。
誰かとつながりたくなる。
そのきっかけが「推し活」なら、ボクは心から応援したいと思う。
フリースクールにも「推し活」はあっていい
僕の運営するフリースクールにも、「推し活」で変わった子がいました。
最初は人と関わるのが苦手だったけど、同じ“推し”を語れる子と出会って、世界が一気に広がった。
推しを語り合っているうちに、自然と笑顔が出て、行動力が出て、自信が育つ。
そして、気づけば「学ぶ意欲」も生まれている。
その子は、今、自信をつけて学校に戻っていて、長期休みのなどの時に遊びに来てくれます。
「人は、好きなことに没頭できたとき、生きる力が戻ってくる」
これはボクが、これまで何度も見てきた“奇跡”です。
おわりに:「推し」はその子の心の避難所
不登校=問題ではありません。
推し活=現実逃避でもありません。
推し活とは、「自分の好き」を通して、自分自身と向き合い、癒し、未来へつなげる力強い行動です。
大人は、その子の「推し」や「好き」をまず認めてあげることから始めませんか?
そこから子どもは、きっと少しずつ、また歩き出します。
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もし、今この記事を読んでいるあなたが「不登校の子を抱える保護者」だったり、
「学校に行けないことで悩んでいる本人」だったなら――
どうか、一人で抱え込まないでください。僕たちは、“共に歩む”ことができる大人”です。
発達療育が強み フリースクールこうぇる
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