学校の先生が気持ちよくフリースクールを紹介するには?
「紹介する=敗北」じゃない
不登校の子が出るたびに、先生たちは深く悩みます。
「なんとか戻れるように」
「どこかに原因があったのでは」
「自分の指導がまずかったのかも」
真面目な先生ほど、責任を感じ、自分を責めてしまいます。
そして、だからこそフリースクールを紹介するという行為が「負け」や「逃げ」と感じられてしまうのかもしれません。
でも、それは誤解です。
フリースクールは、「学校をあきらめる場所」ではなく、「生き方を選び直す場所」です。
フリースクールは “別ルート” の道しるべ
学校が高速道路だとしたら、フリースクールは一般道。目的地に向かう道は一つではありません。
誰かと同じペースじゃなくてもいい。信号で立ち止まってもいい。風景を楽しんだっていい。
先生がフリースクールを紹介することは、子どもに「他にも道はあるよ」と教えてあげること。
それは、決して責任放棄でも、敗北でもありません。
現場で感じていたこと
ぼく自身、教員時代にフリースクールを紹介したことはありません。近所になかったというものありますし、正直に言うと、当時は「学校でなんとかする」ことが最優先だと信じていました。
でも、実際に子どもたちと向き合い続けて見えてきたのは、
“学校という場そのものが、その子にとって安心できない環境になってしまっている”という現実。
無理やり引っ張り戻すのではなく、「いま、その子が安心できる場所はどこなのか?」という視点に立つ必要があると、今なら思います。
先生が気持ちよく紹介するための3つの視点
①「選択肢の一つ」として伝える
「こういう場もあるんだって。合う子も多いらしいよ。」
あくまで“情報提供”というスタンスでOK。紹介=決断ではありません。
②「合うかどうかは、本人と保護者が決める」
先生が判断する必要はありません。合うかどうかは、子どもと保護者が感じ取ります。
だからこそ、フリースクールのパンフレットやHPを見せるだけでも意味があります。
③「先生が知らない=存在しない」ことになってしまう
先生が存在を知らないと、子どもも保護者も知る機会を失います。
知られていないだけで、救われなかった子がいるかもしれない。
*「知っている先生である」ことが、すでに大きな支援です。
さいごに:先生たちの「葛藤」は、尊い
現場の先生たちは、日々ものすごくがんばっている。
子どもを思い、保護者と向き合い、時に矢面に立ちながら、それでも子どもたちの未来を信じて支えている。
だからこそ、フリースクールのことを“責任を手放す行為”のように思ってしまうのは仕方のないことです。
でも、それは「別の可能性を見せてあげる」という、もうひとつの支援の形。
先生たちが、自信を持ってフリースクールを紹介できる社会へ。
その一歩は、まず知ること。そして、誰かに話すこと。
その先に、子どもたちの未来が広がっています。
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ご連絡ください! こうぇる& MIRAI は安心安全は居場所です!
自分に合った場所で、自分らしく生きるために
もし、今の学校が合わないなら、別の学び方・別の居場所を探してもいいんです。
それが「逃げ」なんかじゃなく、新しい一歩です。
私たちが運営している
【フリースクールこうぇる】や【オルタナティブスクールMIRAI】には、
そんな子どもたちが日々集まり、それぞれのペースで過ごしています。
「学校に戻ること」を目的にしていないからこそ、
安心して過ごせる時間があり、自分の気持ちに正直になれる場所です。
学習も、友だちづくりも、体験活動も、
押しつけられるのではなく、自分で選ぶことができます。
そして、「やってみよう」という気持ちを、周りの大人たちが一緒に育てていきます。
一人で悩まず、まずは話してみませんか?
「うちの子も行っていいのかな?」
「どんな雰囲気なのか見てみたい」
そんな気持ちでも大歓迎です。
子ども自身の不安も、保護者の葛藤も、全部ひっくるめて受けとめます。
まずは見学・相談からでも大丈夫。
一歩を踏み出したその先に、新しい世界が広がっています。
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発達療育が強み フリースクールこうぇる
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